ニートになりたいと思っている方は多いと思います。
けど、仕事をしないと食べていけない方が多いはずなので、思い切ってニートになる方は少ないはずです。
中には少数ながら、親が金持ちだったりで働かなくても食べていける人も存在します。
私は働かなくても食べていけるような家庭の子ではありませんし、貯金もほとんどなかったですが、ニートをしたことがあります。
ニート経験がなくて、ニートになりたいと思ってる方の参考になればなと思います。
私のニート経験について
まずは私のニート経験についてですが、2回ほどニートをしています。
まぁ現在もフリーランスですので、特別何か大きく変わったとかはないのですが、ニートのときは全く何もしてなかったです。 合計の期間としては計1年に満たないくらいですね。 20代の時です。
なぜニートになったのか?
単純です。働きたくなかったから。
ニートになる人の理由はほとんどこれだと思います。
当時は会社の駒になって朝から晩まであくせく働くサラリーマンをバカにしていましたね。ひねくれていました。
ニートをしてたのは、大学卒業後の半年と、最初の会社を辞めて再就職するまでの4ヶ月ほどです。 だから、ずーっと永遠にニートをやっているわけではありません。
ニート生活の実態
ニート生活はどうだったのかというと、結論はそんなに良いもんじゃありませんでした。
最初こそ、「明日も明後日もずっと休みだー」みたいな素晴らしい解放感を得た気持ちになりますが、だんだんそのことに慣れてしまいます。
慣れたあとは、そんなに楽しくもなく、何かに熱中するわけでもなく、惰性でダラダラ過ごしていく感じでした。
「あー、腐っていくってこんな感じなんだなぁ...」とか思ったりしましたね。
仲の良い人にニートの人がいれば多少マシなのかもしれませんが、私の場合は仲の良い人たちは皆ちゃんと仕事をしていました。
なので、結局休みの日しか仲の良い友人とは会えず、平日は暇でダラダラしてしまうわけです。
そういう状態がずっと続いても平気な方はいいですが、私はだんだんそれに飽きてしまい、そういう過ごし方をすること自体がしんどくなってしまいました。
健康にも良くないと思いますね。
規則正しいニート生活をしてる人もいると思いますが、私の場合はどうしても昼夜逆転してしまいがちでした。
ただ、食事に関しては実家だったので何も問題ありませんでした。
ニートの末路は悲惨であることは確か
周りから白い目で見られることや、バカにされるといった世間体的な部分が悲惨なのではありません。
そもそもニートになるような人は、その時点で「別に周囲からどう思われようが、どうでもいい」という人が多いはずです。
では、何が悲惨なのか。
それは何もせずにどんどん時間が過ぎていってしまうことです。
大抵の人は何かしているわけです。
思いっきり仕事するもよし、思いっきり遊ぶもよし、思いっきり恋愛するもよし、思いっきり趣味に没頭するのもよし。
ただ、ニートのほとんどの人はダラダラと過ごしているだけです。
時間は貴重です。
ソフトバンクの社長、孫正義さんの全財産を使っても買えません。
時間は有限で、今の世の中に残された数少ない平等なもの。
その時間をどう使うかは自分で選べます。
自分の人生には自分の意思で自分の好きな色を塗れます。
ただし、自分の人生に色を塗れるのは”自分だけ”です。
ニートを長くやってしまうと、この1番大切なものを失ってしまうのです。
結局、ニートをやるのは辛い
ニートを経験したことのある人は、辛いという感覚になったことが少なからずある人が多いと思います。
ただ、それでも働くのは嫌だ、という気持ちが勝ってしまって辛いながらもニートを続けている人も多いはずです。
なぜニートをやるのが辛いのか、私なりに考えた結果、
・世間の人たちとは違う時間軸で生きているような感じになる
・周りは働いていて、自分だけ違う世界に取り残された感覚になる
・休みが当たり前になってしまい、休みのありがたみを感じなくなってしまう
・次第にたいしてやることがなくなり、ボーッと過ごしてしまう
・ふとしたときに、「俺、何やってるんだろ」と思ってしまう。
・ニートが良くないと分かっていても、結局働きたくなくて行動できない自分にウンザリしてしまう
・実家暮らしだと、親との関係性がしんどい
・次第に友人に合わせる顔がなくなっていく。周りの友達は仕事も順調、家庭も持ち、人生を充実させていく中、自分だけ人生が止まってしまっている感覚になる
などと挙げだせばキリがありません。
私もニートをしている最中、今述べたような感覚になることがありました。
まとめ
とにかく、ニートを経験した者として言わせてもらうと、ニートはおすすめしません。
今ニートをしている人もなるべく早く脱出すべきだと思います。
ニートの期間は短ければ短いほど良いです。どっぷり長年ニートをしてしまうと、もう取返しがつかなくなることも十分あり得ます。
なんでもいいんです。
とにかく自分が熱中できるものを見つけてください。